(Φ_ゝΦ)*(*бωб*)
□Selfish Princes
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「はぁ…。」
宿舎に帰って、1人ため息をつく。今夜は俺以外は食事にいったけど、俺はそんな気分になれるはずもなく。1人だけ宿舎に真っ直ぐ帰った。
さっきは、テミンが他の人に最上級に可愛く甘えて、それで別れるなんて言おうとするから、我慢できなかった。
「だからってあれは無いよな俺。」
恋人として、いや人間として失格だよな。何て謝ろう。ここは素直にごめんね、とか。けどそんなんじゃあいつのわがままが直る訳ないし。でもこの際わがままとかはいいか?仲直りが優先事項だしなぁ。
__ガチャ
もう帰ってきたのか皆。早いな。つうかどこに食べに行ったんだろう?近くの焼肉屋かな?
とか推測していると、俺の部屋に誰か入ってきた。立ち上がってドアの方をみると、テミンだった。
「テミナ…?うぉ、」
俺がテミナに呼びかけると、テミンは俺の胸元に飛び込んできた。
そして俺の胸に頭をぐりぐり押し付けてきて。ミノヒョン。と掠れた甘い声で囁いた。それにつられるように俺は、口を開いていた。
「テミナ、その…ごめんな。さっきは…お前が別れるとか言おうとするから…つい…。」
「んん…。さっき、ミノヒョンがいなくて寂しかったよ。だってひょんが好きだから…、少しでも離れたくないよ。」
テミナはそう言うと俺の背中に回ってシャツを握る手が強くした。
か、可愛い…。
「みのひょ…しゅきなの。ぼくのこと…怒ってくれた時…嬉しかったけど…かなしかったの。でも、みのひょんが…だいすきなの。」
「ごめんな、ついカッとなって…怒っちゃったけど、いいよテミナ。俺はテミンのわがままは何でも聞きたいから。だからこれからも何も我慢せずに、まずは俺に言うこと、な?」
「うん、みのひょ、すき。すきだよぅ…。」
テミンは急に背伸びして俺にキスをしてきた。初々しいキスで少し興奮してきた俺だが、何か変な味がした。
「お前、酒飲んだ?」
「んん…?飲んだぉ。うめしゅ!甘くてぇ、美味しかったのぉっ。」
「はぁ…。とりあえず風呂入って来いよ。」
可愛いけど、可愛いんだけどさ!今夜はこのまま押し倒そうと思ったんだけどさ!!さすがに酔っ払ったテミンを襲おうものなら、キボムの雷が落ちるぞ。
「やらぁ…、ひょんも、一緒。ぼくと一緒に…はいろ?」
「…。どうなるか分かってんの?」
「分かんない。どうなるの…?」
口では分からないと言っているが、体はぴっとりと俺にくっついている。さらに俺の足と足の間に片足をいれて、俺のモノを刺激してくる。ついでに言うとテミニのモノもあたっているのだが。
そんなこんなで理性の糸なんてあっという間に切れた俺。
「…教えてあげる。」
「ぅん。」
テミナの腰を抱き、バスルームへと向かった。