(Φ_ゝΦ)*(*бωб*)
□Repentance
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宿舎に帰ると、テミンが玄関に立っていた。
「切り替え早いね。僕を捨てて一週間も経ってないのに、女の人とデート?」
リビングに行く後ろ姿は、俺をそうやって責め立てる。
「お前だって…、チャンミニヒョンやキボムと…セックスしたんだろ。」
「知ってたんだ。そうだよ。僕は僕のことが好きじゃない人になんて、興味ないからね。」
「…っ!?」
「チャンミニヒョンもキボミヒョンも僕を愛してくれてる。
だから僕は、ヒョン達に抱いてもらうの。」
「何でっ…、」
「じゃぁどうやってミノヒョンを忘れたらいいの!!!??」
「!!」
急に声を荒らげたテミンに俺は少し焦った。
夜とはいえまだ寝る時間には早く、恐らく皆起きているから。
「ヒョンは本当に酷いっ…!!あんなに優しくしといて、『テミンしか愛せない』とか言っといて…!!嘘つき!!嘘つき嘘つき!!!!
何で僕の中から消えてくんないんだよ!!ずるいよ!!」
「テミ…」
「僕のこと捨てておいて!!寂しそうな目しないでよ!!他のヒョンといる時に怒った顔しないでよ!!
ずるいよ!!自分が僕のこと捨てたくせに!!
馬鹿ばか!!」
ボロボロと涙を零したテミンはその場に崩れ落ちた。
俺はそれを支えて、頭を撫でる。
「触らないでよ…、僕が好きじゃないんでしょ…っ」
「ごめん…。触りたい…。」
触らないでと口では言っているのに、テミンの手は俺の背中の衣服をぎゅっと握って、まるで離さないで、と言っているようだった。
「忘れられなかったの。チャンミニヒョンと寝ても、キボミヒョンと寝ても…。
あんなに僕の心に侵入しといて…すぐにどっか行かないでよっ…」
「ごめん。俺も、無理だったんだ。俺がお前から離れるなんて…無理だったんだ初めから。
だから…、もう。誰にも触らせない。」
「ん…。触っていいの、ミノヒョンだけ…。
だから…ね?」
「今日は寝かさないから。分かってる?」
「分かってるもん。痛くても激しくてもいいよ。
全部、ミノヒョンの色にして…。」
俺はまた、君を色づける。
また、君に恋をする。
また、君の虜になる。
__ヒョン。貴方って人は本当に単純な人…。
僕がどこかに行ったら心を満たすことなんてできないでしょ。
僕がミノヒョンのモノなんじゃなくて、ヒョンが僕のモノなんだよ。
俺がテミンの本心を知ることなんて、きっと、一生ない。
-Repentance-
Repentance
→後悔