(Φ_ゝΦ)*(*бωб*)
□My Precious You!
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「今日からマネージャーのイ・テミン君だ。」
テミンが部員の皆に紹介されると、部員の皆は大喜び。
『サッカー部の華だぁっ!!』とか、『俺らに春がきたぁぁっ!!』など問題発言ばっか。
「えっと…、サッカーのルールとか分からないけど、たくさん頑張りますっ!!」
顔を赤くして挨拶するテミンは最高に可愛い。こいつ女装しなくてもミスコン一位だな。
「ミノ君…、頑張ってねっ。」
「お、おうっ。」
「テミナ〜俺も応援してよー。」
「ジョンヒョン君も頑張ってっ」
そう言うとジョンヒョナは鼻の穴を広げて『うぉぉぉお!!シュート練してくるぅぅおおおっ!!』とゴールネットの方へ走っていった。あいつDFだよな。
「ミノ君は行かないの?」
「テミナが心配で。大丈夫?(笑)」
「むっ…大丈夫だよっ!!僕だって仕事覚えられるもん。」
「そうか(笑)じゃぁ俺も行くわ。頑張れよ、テミナ。」
「うんっ!!ミノ君こそ頑張ってねー…ってさっきも言ったか。」
ぶんぶん手を振ってくるテミナに微笑みながら俺もゴールの方へ走った。
それからテミナは、練習している時も、目が合う度ににっこり笑って小さく手を振ってくれた。
俺もしっかり振り返す。
部活が終わると、テミナとキボムは皆のゼッケンを畳んでいた。
「俺らも手伝うか?」
「ばーか。そしたらマネージャーの意味なくなるでしょうが。」
キボムにきっぱりきられた俺らは更衣室に行った。
しばらくするとテミナ達も更衣室に来て、俺は上半身派だかだったからちょっと照れたけどテミナは全然お構いなく『早く帰ろうっ』と急かしてきた。
「そういやテミナって電車通学なの?」
帰り道、歩きながらキボムがテミナに話しかけた。
「うんっ、僕は○○に住んでんだー。」
「えっ、それって俺らと同じじゃん。」
「え?そーなのミノ君?」
「あー、おう。俺ら全員小学校からの幼馴染だからな。」
「それにミノヤはご立派に1人暮らしなんだよ。」
「えー!?僕も1人暮らしだよっ!」
「えっ?テミナが1人暮らし!!!?」
「ジョンヒョン君その反応なに。」
俺も声には出さなかったが確かに驚きだ。あんなそそっかしい性格で1人暮らしだなんて。
「料理とかできんの?」
「んーん。できないっ!」
「いやできないってそんな笑顔で言われても…。」
俺は苦笑いしてテミナを撫でた。
「む。じゃぁミノ君はできるっていうの?」
「1人暮らししてるんだからできるよ。」
「ふーん…じゃぁ僕日替わりで皆の家に泊まりにいこっかな。」
「何て迷惑な発言すんだよ(笑)」
口ではそう言ったけど、俺は全然迷惑じゃなくて、むしろウェルカムって感じ。
「やっぱりさー、電話一本でピザとか注文した方がいいよね。」
「栄養のバランスを考えなさい。」
「む!!じゃぁミノ君が作りにきてよ!!」
「は!!?///だ、だったらお前が料理覚えた方がいいだろ!!?///」
「むー…。ミノ君の料理食べてみたいんだもん…。」
「お、おま、おま…ぇ…///」
俺は口をパクパクさせて頭はパニック状態だ。
好きなやつ(好きになって一日も経ってないけどね)にこんな大胆発言されてしまうなんて…。
「何だお前らー。仲いいなコノヤロー。」
「本当本当、バカップルって感じする。」
にやにやしながら喋る俺の幼馴染2人。
「ん?そうかなー?…あ、今度ミノ君の家に泊まりにいこっと。」
「こ、今度な…///」
「今のって俺らはスルーされたんだよな?」
「ぽいね。くっそバカップルめ。」