―ご主人様シリーズ―
□私の御主人様。−主人散歩に出かける。−
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『あ・・・折角だし・・・お散歩行く?!』
「散歩・・・あの首からヒモ付けるやつやろ?ん〜・・・」
どっちかっていうとその様は敦子で見たいな〜・・・なんて・・・
私は最近そんな事を考える様になってしまった。
敦子という飼い主を持ったがため、やな・・・
なんかもう・・・寝てる姿とか、正直ヤバイもん。
犬としてどうしよ・・・と真剣に思う。
『じゃ〜ん♪
これお散歩用のヒモ!!
可愛いみなみちゃんにピッタリ〜♪』
「・・・そうか?何そのピンク。」
『ねぇねぇ行こう?お散歩!!』
「行く?」
行きたくない訳ではないけど。
特に運動不足でもない、敦子ん家広いから。
『ヘヘッ///二人でデートだね///』
「・・・赤くなってる・・・」
『ね?初デート・・・』
「ぅん、そうやね?」
『ちょっとドキドキだね?』
「う〜ん・・・色んな意味でドキドキするわ。」
『ん?嬉しくってあっちゃんにチューしたいの?
もぉ〜みなみってば〜』
「違う。」