―ご主人様シリーズ―
□私の御主人様。−愛すべき主人 前篇−
1ページ/20ページ
あたしの携帯ライフは、始まったものの電話を取る事しか出来なかった。
まぁそんなパッとメール出来るようになるものでもないだろうし。 教えてくれる敦子も忙しいから。
敦子が教えてくれたカメラの機能。
昨日の晩、飼い主は眠るあたしを起こした。
『ねぇねぇみなみ?』
「ん−−−・・・」
『ねぇねぇ、ねぇってばぁ〜』
あれ−・・・・・・敦子が眠るん確認したハズやのに−・・・
『み−な−み−・・・・・・』
「ん゛−・・・あ・・つこ、もう寝なさい・・・・・」
『・・・・・・・んぅ・・・みなみ・・ ・・・・』
寂しそうな声・・・
『みなみぃ・・』
犬は人間の声色で解るんだ。 寂しい時が。
ガバッ
「敦子!!どうした!!」
『みなみ起きたぁ−!』
「ん?何かあったん?どした?」
『あのね?携帯の機能でイイ事思い付いたの!!』
「え・・・携帯の機能・・・?」
また夜中に思い付くとは・・・
『うん、あのね、これ見て?』
敦子がベッドに正座した。
小さい・・・可愛い・・・
てかはだけてるー。
直視出来ませーん!!
『えとね?ここにこのカメラのマークあるでしょう?』
「ど・・・どれ?」
『これね?見える?』
「あ・・あぁ−・・うん。」
さりげなく脚に布団を掛ける。
『これを押すとぉ・・・』
ピ
「わっ・・・なっ何!!」
『これはね、カメラ。』
「え!」