―ご主人様シリーズ―

□私の御主人様。−愛すべき主人 前篇−
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あたしの携帯ライフは、始まったものの電話を取る事しか出来なかった。


まぁそんなパッとメール出来るようになるものでもないだろうし。 教えてくれる敦子も忙しいから。



敦子が教えてくれたカメラの機能。

昨日の晩、飼い主は眠るあたしを起こした。



『ねぇねぇみなみ?』

「ん−−−・・・」

『ねぇねぇ、ねぇってばぁ〜』



あれ−・・・・・・敦子が眠るん確認したハズやのに−・・・

『み−な−み−・・・・・・』

「ん゛−・・・あ・・つこ、もう寝なさい・・・・・」

『・・・・・・・んぅ・・・みなみ・・ ・・・・』



寂しそうな声・・・


『みなみぃ・・』

犬は人間の声色で解るんだ。 寂しい時が。



ガバッ



「敦子!!どうした!!」


『みなみ起きたぁ−!』


「ん?何かあったん?どした?」

『あのね?携帯の機能でイイ事思い付いたの!!』

「え・・・携帯の機能・・・?」


また夜中に思い付くとは・・・


『うん、あのね、これ見て?』

敦子がベッドに正座した。


小さい・・・可愛い・・・

てかはだけてるー。

直視出来ませーん!!




『えとね?ここにこのカメラのマークあるでしょう?』

「ど・・・どれ?」

『これね?見える?』

「あ・・あぁ−・・うん。」


さりげなく脚に布団を掛ける。


『これを押すとぉ・・・』


ピ


「わっ・・・なっ何!!」


『これはね、カメラ。』


「え!」
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