―ご主人様シリーズ―
□私のご主人様ー主人の仕事場へいくー
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敦子を起こす時間がやってくる。
昨日の夜は、私としては我慢の連続だった様に思う。
自分を褒めてやりたい。
ただこの我慢がどこまで続くのか。
寝るとき主人に、どう服を着せるのか。
永遠のテーマかもしれない。
例に漏れず、裸に近い彼女は私に抱き着いて眠っていた。
「こら、甘えん坊。」
ほんと昨日の晩は危なかった・・・
敦子はわたしにしつこく【服を脱いだ方がいい】と促し、断る私に軽く拗ねた。
願いは全て叶えてあげたいけれど、どちらも裸に近いとなると、やる事が決まって来てしまう。
まぁ私らは付き合ってるんだし?
そーいう事も別に当たり前っていえば当たり前だけど。
きっと敦子のあの発言は、そーいうのを求めているからでは無い、肌の温もりが欲しいのだ。
なんせ淋しがり屋だしな。
可愛いご主人様・・・
「敦子・・・起きて・・・?」
『んぅ・・・』
「仕事の時間やぞー・・・?」