―ご主人様シリーズ―
□私のご主人様ー主人と風呂に入るー
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あの後敦子も私も寝てしまって・・・
気付けば夜になっていた。
先に目覚めた私は、敦子が隣にいる事を確認して、自分がまだ人間であるのかどうかを確かめた。
「手だ・・・・・よかった・・・これで 起きたら犬に戻ってたとかやったら泣くわ−・・・」
敦子に色々としとけば良かったって思うだろう・・・
しかしまぁ・・・
可愛らしい顔して寝てるな−・・・
『スースー・・・』
犬の時は前足が短いから届かないところもめっちゃあったけど・・・
今は届き放題やし。
髪の毛一本一本を感じる事さえ出来るもんな。
「綺麗な髪・・・」
というか・・・私、そういえば自分の顔見てない・・・
どんな顔してんの?!
どうしよ・・・めっちゃ変な顔だったら・・・・・・・
『スースー・・・』
眠る敦子からそっと離れて、鏡を探す。