―ご主人様シリーズ―
□私の御主人様〜御主人様パーティーへいく〜
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『なみ・・・みなみ・・・起きて・・』
「ん・・・」
『おっきって〜・・・』
「もうちょっと寝かしてくれ・・・」
『・・みなみ・・・寂しい起きて・・』
バチィッ
「ど・・・どうした敦子!!」
『起きた−!みなみ〜ほらギュウしよギュウしよ !!』
私の主人は、私が眠ると寂しいと起こす 。
私は心配だから、その声を聞くと目覚めてしまう。
『ヘヘ・・・みなみぃ〜』
寂しがりやの、飼い主。
「もぉ−・・・苦しい・・・」
『遊ぼ?』
「いいよ、何する?」
『え・・・チュウがいいの?もぉみなみ、それ遊びじゃないよぉ〜』
「は?!」
敦子は、遊ぶと言うよりも抱っこしたりキスしたり、くっついているのが好きだ。
私は別に構わないけれど。
言葉の通じない私に、飽きもせず話し掛けるし。
『ねぇねぇみなみ、お菓子食べる?』
「うん。」
『よぃしょ・・・あった!コレコレ!これおいしいんだって〜』
「あ、そうなん?」
『ほぉら・・・みなみ、あ〜ん』
「あ〜ん・・・ん・・うまい!!もう一 個!」
『フフフッ!尻尾すっごい振ってる〜』
敦子はお菓子をくれなくて、ただただ私を抱き締めた。
「う・・・お菓子・・・くれ・・・・・ 」
『みなみはなんでこんなに可愛いくてカッコイイのかなぁ〜あ〜みなみぃ〜』
「//////」
こうなれば、大人しく抱き締められるしかない。
「・・・・・・・」