Short
□I fall into Insanity
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ミニヒョン、愛しています。
貴方が俺以外の誰かと一緒にいるだけでどうにかなりそうです。
貴方が愛嬌を振りまくのは俺でいいでしょ?
冷たいコンクリートだけの空間。その中でも一際目立つのは白いベッドに横たわる貴方の姿。
ああ、素敵です。
ミニヒョンは今俺だけが知る空間で俺と二人きり。これで他の誰でもなく、俺を見てくれるに違いない。
薬が切れてきたのか、ピクリとも動かなかったヒョンの手が少しだけ動いた。
そろそろですね。
貴方が俺だけを見てくれるなら。
恐怖、怒り、絶望…
その感情は何だっていい。
「ん・・・」
「ミニヒョン、おはようございます」
やっと目覚めたヒョンの額にキスをする。
「キュ、ヒョナ・・・え・・?」
段々と脳が覚醒していくのが手に取るように分かる。ああ、可愛いですよ、ヒョン・・・