Short

□round and round…@
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こないだから晴れてドンへと付き合うことになった。マンネ達には言っていないけど、ヒョン達にはとっくにばれていたりする。

というか、付き合う前から付き合っていることにされていたような気がしなくもない。

まあ今はそんなことどうでもいいんだ。ドンへと恋人になれたことによって大きな問題が生じた。

付き合っていれば経験するだろう行為。ドンヘは何も言わないけれど、言ってこないだけ。分かりやすいんだもん、アイツ。

でも正直、怖い。今までウネコンビだと言われてきたけど、付き合ってから分かった。ドンヘは俺をその…抱きたいのだと。

ドンへなら何でも良いと思う。思うんだけど…やったことのない行為はやっぱり怖い。


誰かに聞こうか…?



そう思い立って、自室を後にした。







今日は遠征でホテル泊まり。メンバー全員揃ってるからちょうどいい。

誰の所に行こう、そう思って廊下をうろついていると、部屋から出てきたリョウギに声をかけられた。


「ヒョクチェヒョン!」

そう元気にくっついてくるリョウギは可愛い。でも、うっすら頬が赤いような…


「リョウギ、顔赤いけど熱あるの?」

ぱっとおでこに手を当てたけど、熱はないみたい。

「ううん、大丈夫だよ?」

その言葉は本当っぽい。「そっか、良かった」と言いながら手を離した瞬間。俺は見てしまった。


「リョウガ〜、お腹すいた」

と言いながらリョウギの部屋から出てきた上半身裸のジョンウニヒョンを。


「ちょ、ヒョン!!ちゃんと服着てって言ったでしょ!!」

「ハハハ、リョウギは怒っても可愛いなぁ」なんて言いながらヒョンが歩いてくる。

ヒョンに抱きつかれたリョウギの頬は段々赤みを増していく。

つまりはそういうことだ。さっきまで行為をしていました、と。

純粋なリョウギが…。あの可愛いリョウギが俺より先に経験しているなんて。しかも相手がジョンウニヒョンなんて。


その事実に呆然としていると、リョウギが心配そうに見つめてくる。

「ヒョン、大丈夫?」

「え?あ、うん。あ、俺トゥギヒョンに用事あるんだった。じゃね」


そう言ってトゥギヒョンの部屋の方に足を向けた。途中で振り返ると、リョウギはジョンウニヒョンに引きずられながら部屋に戻っていくところだった。
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