君じゃなきゃダメなんだ。
□雨の日のセレナーデ
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ソンミニヒョンにやっと長年の想いを告げたあの日、俺はヒョンと繋がった。それからヒョンの身体に溺れるように毎日抱いた。
「ひゃ、ああっんやああ」
「ヒョン、あああっ」
ぐちゅぐちゅと、繋がるそこから卑猥な音が聞こえ、更に快感が増す。
「ヒョン、もうイクっ」
「や、あああっあああん!」
今日も気を失うヒョン。最近いつもこうだ。俺はヒョンの身体を拭き、綺麗にしてから風呂場へ行く。それが日課になりつつあった。
ヒョンと部屋で2人きりになればそういうことになる。ヒョンも拒まないし、愛し合っているからそれでいいと思っていた。
しかし、転機は訪れる。ヒョンが拒むようになったのだ。それは決まって雨の日。雨が降れば部屋に帰ってこなくなった。
今日は雨。
ヒョンの姿が見えない。
しかし次の朝目覚めると、ヒョンは自分のベッドへ戻っている。
毎回、これだ。
ヒョン・・・何で?俺のこと、嫌いになった?
そう思いながら俺はリビングへと足を向けた。