君じゃなきゃダメなんだ。

□その温かさを知った。
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「ヒョンが仕事で失敗してしまったことは知っています」

「・・うん」

「ヒョンは一度挫けてしまうとすごく悩んで自分自身のことが手につかなくなりますよね?」


それは僕が一番よく知っている。やる気がなくなってどうしようもなくなることがたまにある。キュヒョンは僕のことを一番近くて見ているから気付いていたんだろうね。


「ヒョンが心配なんです。だからこそ僕が支えたいんです」


「キュヒョナ・・」

「昨日みたいにヒョンが自分の体を大切にしないのは見ていられない・・・だから、僕はこれから先、ヒョンに辛いことがあれば解決策を一緒に考えていきたいし、ヒョンが自分自身を大切にしない時は怒ります」


「ご、ごめん・・キュヒョナ、ごめ・・んうっ」


キュヒョンの唇が僕のそれと合わさる。

「謝らないで、ヒョン・・ミニ、もっと頼ってください」


「キュヒョナ・・ありがとう」

そう言ってキュヒョンを見上げれば、優しい笑顔が映り、僕の心は温かくなった。


2013.05.17
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