→ΑЯа∽НΙ

□Secret
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私の話から始めましょう。

事の始まりは 私の興味からです。
1つの話(事件)にかなりの興味を持ってしまったのです。 まぁ、私にとって 無関係な話ではあるのですが…

1つの文章がありました。
『住宅街で殺人事件』
まぁ…悲しいことによく見る内容ではありますね?
しかし気になるのはその中身、殺されたのは女性、名前は…相澤楓(アイザワカエデ)、年齢は私と近い28歳である。
「…相澤…楓……。」
名前を口にすると何かを思い出すのです。それは昔の思い出である。昔の思い出の中にいる【相澤楓】という覚えのある名前、

私は 少し時間はかかったとはいえ 気付いたことが いくつかある。
彼女は私の後輩にあたるということ、
私を好いてくれていて私も好いていたということ、
彼女の笑顔は素敵だということ、
思い出せば 彼女には死ぬ要素がない。
…殺される要素がない。

少し不思議な女性ではあったが 近寄りがたい存在ではないはずだ。

私が彼女に別れを告げるとき
「お元気で、先輩っ!
 ずっと大好きです!」
と 大胆な告白をされたことを覚えている。

そしてもうひとつ
「先輩は人が死ぬことをどう考えていますか?」
と 不思議な言葉を私に発して別れたのだ。

好きという告白の答えも出さず
それと引き換えであったのだろうか?
不思議な質問の答え 教えてもらえず
私たちは別れていった。

これが 
私、二宮和也の
『事(ストーリー)の始まり』 です。
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