ギルド
□本日も晴天なり
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「おはようございまーす!」
私は咲夜、ギルドの全国ツアーに参加させてもらっているスタッフです。
朝一番の仕事はギルドの皆さんを起こすこと。
「うぅ…もう?」
「俺、もうちょっと寝たい…。」
りゅーりゅーさんと、ひれさんは似たようなリアクションで目覚めてくれた。
「2人は目覚めが速いから助かります。」
「あー…じゃあ、こひちはまだ?」
私は返事せずただ頷いた。
「頑張って〜」
部屋を出る際、ひれさんが力の無いエールをくれた。
「咲夜ちゃんが起こしてくれたんだね、ありがとう。」
「これも仕事ですから!…やっぱり宏一さんは起きませんか?」
たんさんはもう起きていて、着替えを畳みつつ苦笑いを浮かべた。
「…もしかしてさ、咲夜ちゃんに起こしてもらうの期待してるんじゃない?」
「へっ!?「それじゃあ、たんさんは先に行ってるから。」
妙にニヤニヤしてるたんさんは、私を照れさせるには十分だった。
「た、たんさん!!「あははは〜☆」