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□まずはお友達から
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「ねー、ちょっと、りんー。聞いてるー?」
「へ?あ、ごめん、なんの話ししてたっけ?」
「もー!ジョジョの事だってば!!」
「あー。確か空条承太郎とかいう規格外のイケメン不良」
「ちょっとぉ、そぉゆー言い方しなくったっていいじゃんー」
「あーゆうの死んでも関わりたくなんだよね。僕さぁ、恋とか恋愛とか縁ないし正直二次嫁で足りてるんだよねー」
「ちょ、りんの価値観なんてどーでもいいしー。大体なんでアニメとかそーゆうのなのか理解できないしー」
「じゃあなんだよ?その空条の話でなんかあるんだろ?」
「そ、そうだけど……」
「…先に言っとくけどなー、僕は君の恋の手伝いはしないからね。好きなら自分で行くことだぜー」
「……言うと思ったわよ。そのくらい予想済みぃ。だからこーすんの」

バサッ。

僕の机の前に置かれたのは札の束。
といっても何十枚もあるわけではないが。
それは高校生ならば大金すぎる金額だった。
なるほど、金持ちはやることが違うな。



「……しょーがないなぁ。今回だけだよ?」
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