あるこ
□スクアーロ、立ち聞きはいけないよ
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「…………」
ベルは否定できなかった。
あの不細工雷野郎よりロン毛鮫の方がまだマシだ。
「わかった?だからロン毛鮫と「う゛お゛ぉい!!」バタンッ
スクアーロがおもいっきりドアを開けた。
顔を真っ赤にして登場してきた
「スクアーロ立ち聞きしてたの?」
「ちがっ……偶々だぁ!!」
「趣味が立ち聞きって……趣味悪」
「スクアーロ、そんな趣味持ってたの?」
「ベル!!んなデタラメ言うんじゃねぇ!!」
一旦沈黙になり、スクアーロがコホンっとわざとらしく咳をした
「あの、あれだぁ………マーモンの言う通りだぁ……無理があるぞぉ…///」
「やっぱ立ち聞きしてたんじゃん」
「最低」
「ちげぇ!!あのだな、とにかく止めろ。マーモンが可哀想だぁ……」
「なんだスクアーロ。もしかしてマーモンじゃなくてオレにしろって言ってんの
?」
「はぁ?」
「スクアーロ、ベルあげる。僕いらない」
「駄目だよ、スクアーロ。オレはマーモンとじゃなきゃヤらないから」
「だからね、ベル……」
「う゛お゛ぉい!!いい加減に……!!」
「いい加減にするのはお前だ」
「ボス!」
XANXUSは何処から持ち出したのか、手には土鍋料理。それをXANWUSはスクアーロ
におもいっきりぶちまけた
「う゛あ゛ぢぃ!!」
「お前はベルを呼ぶのに何分かかるんだ」
XANXUSは鼻で笑うと「ベル、任務だ」といってその場から立ち去った。
「ベル、任務だって」
「ん〜。じゃあね、マーモン」
「うん。永遠にさようなら」
ベルも広場の方に行ってしまった。
残されたマーモンとスクアーロ。
「………スクアーロ」
「………なんだぁ」
「それ片付けておいてよ」
「………んでオレがぁ…」
とブツブツいいながら片付け始めた。
マーモンはファンタズマと一緒に部屋を出て、図書室に向かった。
なんだかベルの言葉に嬉しいような迷惑なような感じ。それを知ってるのはマー
モンとファンタズマ位だろう―……。
END