あるこ
□スクアーロ、立ち聞きはいけないよ
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「ねぇマモたん」
「なんだいベルたん」
「…………」
ノックもしないでマーモンの部屋に入ってきたベル。
マーモンは読んでた本から目を離さずに答えた。
「………マーモン、」
「何」
「マーモンってさ、そんなキャラだった?」
「どうゆう意味?」
「『ベルたん』って言うキャラだっけ?」
「……ベルが『たん』付けで言ったから真似ただけ」
「なんだ、可愛げあるじゃん」
「………要件は?」
「ねぇ、ヤらね?」
ピタっとページをめくる手が止まった
ベルはしししっと笑ってる
「………それは殺すと言う意味?それとも性的な……」
「性的なほうに決まってんじゃん」
勢いよく本を閉じてマーモンは叫んだ。
「ルッスーリアヘルプミィィィーーー!!」
「なんだ」
ちょうど通りかかってきたレウ゛ィが来た。
「君は呼んでないよ。てかキモいから僕の前に現れないでくれる?」
「うぅ……酷っ」
レウ゛ィは泣きながら帰っていった。
「まぁ………いいや」
「あのさ、…………君馬鹿?」
「違う。オレ王子」
「………」
呆れた。マーモンはちょこんっと正座した。
「ベル、ちょっとそこに座って」
「はいはい」
「ベル、君が思春期なのはわかってる。でもね、僕赤ん坊だよ?君幼児の方に趣
味があったの?まぁどっちにしろそれはいくら何でも無理だよ」
「マーモン、オレは年齢とか関係ないと思うんだけど」
「だから人の話し聞いてよ。赤ん坊の僕にはいくらなんでも入らないから」
「なんだ、マーモンやり方知ってるんだ」
「………まぁ」
「でもさ、「でもさじゃないよ」
「とにかく僕無理だからあの不細工雷野郎とでもヤってきなよ」
「マーモン、冗談きつくね?あの不細工雷野郎と?無理だろ」
「確に僕もやだ」
「だったら、「だったらロン毛鮫とヤってきなよ」
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