一なる元素とは

□眠い
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夕食終わりに部屋の件を思い出した楪那は紅葉に聞いてみた。





「えっ?知らない部屋で寝てたぁ!?」

「え、えぇ。紅葉ちゃんならどこか分かるかな、って思ったんだけど」


幹部の紅葉に言ったら呆れられた。
もし、男の部屋だったらどうするのっ!!そう怒鳴る紅葉。

「大丈夫よ。私なんか不細工だから、それにP.A.N.D.R.Aのメンバーにそんな変態はいないわ」
とお気楽にいう楪那に紅葉は「ちゃんと鏡見なさい?」と真面目な顔をして返した。




「だからね、誰の部屋か教えてくれないかしら?」




そう本題を言えば「勿論、構わないわ」とニッコリ笑って答える紅葉。








そして先程、楪那が仮眠をとらせてもらった部屋に着けば扉を指差して「此処なんだけど」と聞く楪那。

その瞬間、溜息が聞こえた。


「え?何々っ?もしかしてまずい部屋だったの!?」
そう慌てて聞けば「違う」と返ってきた。



「此処、少佐の部屋」







「ふぇ?」
間抜けな声が出てしまった。










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