一なる元素とは

□再会
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「いや…ぷっ…悪かったね…」





外に追い出してすぐに戻ってきてそう言う兵部。
笑っていて確実に反省していない事は勿論わかった。



暫くしてやっと落ち着いたのか顔をあげて楪那を見た兵部。

楪那は涙目で赤面していた。
それが怒っていたからか悔しかったからか恥ずかしかったからかはわからない。

流石にからかいすぎたかな、と思いつつ目的を言った。





「別にB.A.B.E.Lに行かなくたっていいさ。ただ、皆本に『心配するな』とでも言ってくればいい話さ」




そう目的を言えば「…成程」と納得した声が聞こえる。



「納得したなら早速行ってくると良い」
僕は自室に戻るよ、そう言い残して消えた兵部。








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