一なる元素とは

□家族
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「少佐!!またどこに行かれていたんですか!!」




帰ってくればまずこう言われた兵部。

「いや、なんか。歳で徘徊してたら夢の国に行っちゃったらしくて…」

「変な事言うな!」


葉が冗談でも言ってはいけない事を言えば再度頭を思いっきり叩いて訂正を入れる兵部。


「B.A.B.E.Lに新しく入ってきた子を見に行ってただけだ」



「…未来に何か関係があるのですか?」

真木と呼ばれる黒い男が聞いてきた。
兵部は「あぁ」と肯定した。


「未来のビジョンに映っていなかったがあの子は何か僕らに影響を与える」
そう付け足した。


「…それは?」

「まだ、何が…とはわからないよ」



明確な事はまだ分からないんだ、と言う兵部。
真木はそうですか、と頷いてこの話を終える。

「…少佐、このあとは?」




「少し休む」

そう残して自室に瞬間移動で消えた兵部。







真木の直感は告げた。
近いうちに何かが起こる、と―――








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