一なる元素とは

□親友?
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それから昼食の時間には必ず、というほど会った。
そして一緒に昼食を食べて話して時間になったら別れを告げる毎日。

今日も近くの喫茶店で一緒に食べている2人。




「でね、先輩が…」

「うんうん」


いつも話すのは楪那で京子は聞いている。
京子の話も聞かせて、と言っても話下手だから、と話してくれない。



それでも、同性の同年の人なんかB.A.B.E.Lの受付嬢のほたると奈津子しか知らなかった楪那は京子ととても仲良くなった。





「ふふ、それで楪那は「楪那?」…」

京子が話している時に呼ばれ周りを見ると皆本と賢木を見つけた楪那。





「皆本さんと…どうしたの?今、お昼??」

賢木の名前は呼ばずに聞く楪那に「俺は空気かっ!」と突っ込む賢木。




「あぁ、まあね。…この人は?」
相変わらずなんだな、と苦笑しながら言う皆本に聞かれた言葉。




「この人は京子よ?ついこの間知り合ったばかりだけど良い人よ」
と紹介する楪那。



楪那の出会いの時とは逆に適当な会釈で返す京子に疑問をもったが疑問を持ったのは楪那だけではなかった。





「…そうなのか。同じ部署の人なのか?」
と皆本に聞かれて違う、と答える。
その答えに一瞬だけ怪しむ顔を出す皆本。


だけど次の瞬間にはそんな表情は無くなっていて

「僕たちも一緒に良いですか?」
と聞いてきた。







京子はにこやかに


「…えぇ、どうぞ」

と答えていた。












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