一なる元素とは

□色付く葉っぱ
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話があるって



いつ?
どこで?
何を?






時刻はもう子供達の寝ているような時間。
楪那は夕飯も食べ、勿論風呂にも入ったし着替えて待っていた。

でも、結局、待っていても来なくて寝巻のワンピースに着替えている状態だ。



「…全く、何よ。来ないの?聞き間違えかしら?でも、結構しっかり聞こえていたのよね…」

そう文句を溢す楪那。




「だから来たじゃんかよ…」




まさに、先程の時のように耳元で言われるかのようにしっかり聞こえる声がすればドアが開いた。

「…あら、本当に来たのね」
ドアのほうに振りかえれば勿論、葉がいた。




何を話したいの?そう聞こうと楪那が口を開きかけた瞬間、葉は勢いよくドアを閉めた。





「しっかり着替えてくれっ!!」










丁度、下着を脱ごうとしている瞬間だった事を忘れていた楪那。
葉の能力が無ければ寝ていた皆を叩き起こしていたに違いない。












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