一なる元素とは

□友好関係
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「こんにちはー」



楪那が風呂上がりにベランダに出ていれば唐突に声をかけられ声が聞こえたほうを見る。

そこには眼鏡に長髪の綺麗な女性が宙に浮いていた。


「…あなたは誰?」



そう聞けば
「あぁ、加納紅葉よ。紅葉って呼んでくれると嬉しいわ」

そう自己紹介した。


「どうも。私は…「あぁ、大丈夫大丈夫。遊木楪那ちゃんよね?少佐から聞いているわ」…」


少佐。




その言葉を聞いて何故、自分の名前を知られているか理解した楪那。

P.A.N.D.R.Aのメンバーが此処に来たのなら急いで皆本に知らせなければ、そう思った楪那。

「あぁ、別にどうこうするつもりはないから。通報はしないでくれる?」


予想をしていたのだろう。
知らせるために握っていた携帯を取られてしまった。




「まぁまぁ、通報されるのが嫌なだっただけだからそんな警戒しないで楪那ちゃん」



そう言われたが警戒しない訳にはいかない。
その様子をみた紅葉は溜息をついたが唐突に楪那以外の誰かに話し始めた。



「…あら、葉。結局、来たのね。」






そう言って虚空に話す紅葉。

楪那が頭に?マークを浮かべている間にも「今、どこよ?」や「ぇー?仕方ないわねー」など呟いている。


「誰に話しかけているの?」




と聞いてみれば「俺だよ」と耳元に返ってくる声。
「え!?」と驚いて辺りを見回してみれば紅葉の隣に青年がいた。









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