犬夜叉〜短編集〜

□蛇骨〜着物〜
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俺はいつものように今日着る着物を選んでいた。

蛇骨
「紫もいいけど…やっぱり赤もかーわいいなぁ!」

名無しさん
「蛇骨!まーた着物選んでんのー?」

出た、この女。
俺の着物を勝手に着るんだぜ。

蛇骨
「名無しさんこそまた俺の着物勝手に取りに来たんだろ?」

名無しさん
「今日は帯貸してもらおうと思って。」


こいつに帯とか着物貸すと返り血つけてくっからなぁ…。

蛇骨
「やだよ。」

名無しさん
「えー。」

そう言ってジリジリ俺の前に来て、俺の唇に接吻しやがった。

名無しさん
「あ、蛮骨には内緒だからね!」

そう言って笑う名無しさんを可愛いと思った。

仕方なく帯貸してやったけど、
俺ってやっぱ名無しさんの事が好きなのかな?




【完】

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