メインの弐

□コンピューターおばあちゃん
1ページ/1ページ


月日は経ち、人は平等に歳を重ね、いつかその肉体は朽ち果てる。
私にはそんな当たり前が訪れることはありませんでした。

私は、その時代によって幾度となくマイナーチェンジを繰り返し、姿形は変われど私自身、変わることはありませんでした。

私は今でも「たま」なのです。

それは人とて同じ。
幾度となく輪廻を渡り、姿形を変え、また巡り会う者もあるのです。
しかし魂は変わらず…

私には、その姿形(入れもの)の中に、あの方達の魂が見えるのです。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ