メインの弐

□報告書
1ページ/1ページ


「山崎、報告しろ」
「え?何をですか?」

ここ最近は報告を要するような任務は請け負ってない。
何を報告しろと言うのか?

「嘘偽りなく、事細かに、全てを報告しろ」
「…ですから、何をですか?」
「お前、俺に言ってないことがあるだろ?」

言ってないこと…
…?

「お前、俺には嘘がつけねぇな。見りゃわかるよ。隠してるその感情、全部吐いちまえよ」

!!

「あ…あの、それって…」
「お前の報告書、待ってんだよ。お前の報告書がなけりゃ俺だって動けねぇの、分かってんだろ?」

顔が熱くなった。
全部バレてる。

「決戦の覚悟は…?」
「あぁ。いつだってノリノリだよ」
「では、報告します」




真選組隊士、監察方、山崎退は、
どうやら真選組副長土方十四郎に対し忠誠心と、それ以上の恋慕を抱いております。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ