メインの壱

□ゆめみる
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胡座をかいて座っている副長の上に跨がり、腕を肩に回す。
首を少し傾げ、かわい子ぶって

「ねぇ、ちゅーして」

おねだりする。

副長は、ちゅっと軽く口にキスをしてくれた。

「ここも」

自分の頬に指を指し、催促する。
そこにも軽くキスをしてくれる。

「ここも」

反対側の頬も。

すると副長は、おねだりしなくても、至る所にちゅっちゅっと、音を発てて口を付けてくれる。

「ね、もう一回ここ」

唇を指さす。
副長が、優しく、長いキスをくれる。

オレも、副長がくれた分だけ、副長にキスをお返しする。

そしてオレは微笑んで、「す、き」と、ゆっくり囁く。
副長は、オレを力一杯抱き締めてくれる。

「だーいすき。ねえ、副長。大好き」

副長の肩に頭を預けて、目を瞑る。
副長は、オレを抱き締めたまま、頭を優しく撫でてくれる。

このままずっと、こうしていたい。
このまま…眠りに落ちて、目が覚めたときも、このままで、
ずっと、こうして…



っていう夢を見たんです。
副長


副長は、一つ溜め息を吐いて、呆れながらも、胡座をかいて、両腕を広げた。


副長

大好き。

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