アイドルなんて呼ばないで

□story 7
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〜宮澤家〜

「ただいまー」
『おじゃましま〜す!』


「おかえりなさい。あら、優子ちゃんいらっしゃい。久しぶりね!佐江はいつもお邪魔してるみたいでごめんねー」

『いえいえ、だからたまにはお邪魔してみました!佐江ママの顔も見たかったしねー』

「嬉しいこと言ってくれるわねー可愛い♪」

幼馴染みの佐江とはずっと家族ぐるみの付き合いで佐江ママもお母さんみたいに優しくしてくれる。







〜佐江の部屋〜

『なんか凄い久々な感じするー』

「模様替えもしたからねーてかさー」

『ん?』

「優子、綾のこと好きでしょ」

『あっえっ!あー佐江には隠し事できないなー』

「あはは、優子分かりやすいからみんな知ってるよ」

『えーーー!!』

「多分、気づいてないのは綾だけ(笑)」

『マジで?ちょーアピールしてるのに全然なびかない…綾、好きな人とか付き合ってる人いるのかな?』

「告白もたくさんされてるのに全部断ってるらしいからねー」

『これからどーしたらいいかな!?』

「取りあえず綾に彼女とか好きな人がいないかリサーチしないとね!」

『そんなことできないって!聞けないよ!』

「佐江にまっかせなさーい!」

『ホント!?』

「その代わりって言ったらアレだけど…」

『何々?』

「ゆきりんに好きな人いるかリサーチしてくれる?」

『佐江、ゆきりん好きだったの!?』

「うん…」

『わかった!大丈夫だよ!』



私達は手を取り合った。

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