長編
□一話
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ーーー此処は とある異界
「ふぅ・・・、アキさんも来ませんし 暇ですねー・・・」
そう言ったのは、現在 この異界を支配している謎の男、通称〈 鬼瓦 〉
勉強机に両足を乗せた姿勢で、だらしなく 本を読んでいる彼。
次の瞬間には 思いっきりずっこけるとは知らないで、悠長に構えている。
バキッ バキバキッ
「・・・・？」
？「ふむ、硬いな この扉」
「ゲッ・・・まさか、その声は もしや・・・！？」
バキバキバキッ ガラガラガラッ・・
そう音を立てて、蹴り壊された 生徒会室のドア。
そして、驚愕の顔を浮かべながら ずっこけてる鬼瓦へ 満面の笑みを浮かべながら挨拶する 謎の男。
「よっ！ 鬼瓦！
元気にしてたか このヤロー（笑）」
この おかしな再会から、この物語は始まりを告げたーーーー
ーーーーーー 【 異界の元・支配者 竜牙 】