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□コイスルオトメ
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付き合ってからは毎日とはいかないが、一緒に帰っていった。
すっごく幸せで、私なんかが、こんなに幸せでいいのかとも思った。
でも、ひとつだけ困ったことがある。
それは、シゲくんが歩くのが早いこと。
今日もほら、だんだん離れていく二人。
私もあわてて前に出る。
『シゲくん! ちょっと待って…!!』
シゲくんが私の方を見て、止まる。
「あぁ、悪い。また早くなってたんだ。ごめんな。」
『大丈夫だよ』
ごめんなんて言われたら、『いいよ。』って言うしかなくなっちゃうじゃん///
「お前といるとさ、嬉しすぎてしょうかまないんだよ。無意識の内にはやくなんだよなぁ。」
『………それって、私のことが好きすぎるってこと?』
「………………。」
『シゲくん。』
「っ///。そうだよ///。」
えっ、何それすっごく嬉しすぎるんだけど。
ついつい嬉しくなっちゃつて私は彼をいじりたくなっちゃうんだ。
なかなかうまくいかなくて困ってるけどね。
『私も、大好きだよ///!!ほら、シゲアキ、手繋いで帰ろっ!!』
「ちょっ、おい!!///」
だけど、それは私だけの秘密
恥ずかしがり屋のあなたは
いつもやたらと早足で
スキがあればじゃれつこうと
たくらむあたし悩ませた