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□コイスルオトメ
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『大好きです!!付き合って下さい』


私は今、一世一代の告白をしています。
告白のお相手は加藤シゲアキくん。


高校に入っても、恋なんてしないだろうと思っていた私だったが、

一目惚れをしてしまった。


名前も知らないし、クラスも違う。


もう、会えないかと思っていたら、まさかの委員会が一緒で、再び会うことができた。


名前は加藤シゲアキ
なんと隣のクラスの人だった。


それから、委員会で会うようになり、少しずつ話すようになった。



会うたびに話すたびに思いはつのる一方。


そして、ついに告白した。



振られるかもしれないと思った、その場合もう話せなくなるかもしれない。けどこの思いを我慢できなかった。


「俺なんかでいいの?」


俺なんかじゃない…


『加藤くんが好きなんです!!』


「………」



周りが静かになったような気がした


それが少し怖くなった


「あのさ、」


(だめだふられる。)



「こんなんだけど、よろしくお願いします」



『えっ、』


「俺と付き合ってください。」



思考回路が止まった


加藤くん何を言ってるのかわからなかった


「山本…??」


(私 この人と付き合えるんだ。)



そうおもったら うれしくなってきて



「!!…大丈夫か、山本」


涙が出てきていた



『あ、 ごめん。ついうれしくって。あの、よろしくお願いします』




その日二人で手をつないで帰った。



初めて加藤くんの手を握った



私の手もふるえていたが、彼の手は私より振るえていた。











つのる思いを打ち明けた
大きく頷いてくれた
初めて握るてのひらは
あたしよりも振るえていた
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