INFINITE

□お腹が幸せです...
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「ねぇホヤ、お腹が大変だぁ〜」

「えっ!?どうしたの?何か悪いもの食べた?」

心配する俺をよそに、ドンウヒョンはとても笑顔だった

「ううん。違うの。お腹が…お腹が幸せだって言ってるの」

「お腹が幸せ?……もしかしてヒョン…!」

「うん。妊娠…したの。ホヤと僕の子」

「ヒョンっ」

「ふふ…ホヤはお父さんだね?」

「お父さんですよー聞こえますかー?」

ヒョンのお腹に耳を近づける

まだ何も反応がなく、音も聞こえない

でも、ヒョンのお腹の中には俺らの子供がいる
命が宿っている

「名前、何がいいかな?」

「まだ気が早いよ〜(笑)性別も分からないんだよ?」

「きっとヒョン似の可愛い女の子だよ」

「ホヤ似のかっこいい男の子かも」

たとえどっちだったとしても、俺らの子だったら世界一可愛いよ―――


…んん………あれ…?
夢だった、のか?

それにしても何でこんな夢だったんだろ
凄く幸せな夢だったなぁ

隣で眠るヒョンの髪をそっとすく

「ん、…お腹が幸せぇ…」

ヒョンの寝言、もしかして同じ夢?

嬉しくて、ヒョンのおでこにキスをした

「…んぁ、ごちそう、さま…」

「へ?」

よく見ると、ヒョンの口の周りにはクッキーのようなカスがついていた

机の上にはたくさんのお菓子の袋

「夜食、か。」



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