INFINITE
□愛されドンウちゃん
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【ソンギュの想い】
「ドンウ?どうしたの?」
俺の部屋に入ってきたドンウは明らかに沈んでいた
「あのね、ちょっと相談があるんだけど…」
「いいよ、おいで」
俺が自分の膝をポンポンと叩くと、ドンウは何の抵抗も迷いもなく俺の膝に座った
「で、相談って?」
「うん。。こんなこと、ヒョンにしか言えないからさ…」
ドンウの相談とは、仕事のことだった
弟たちには仕事で悩む自分の姿を見せたくなかったらしい
一通り話してアドバイスをしたら、ドンウは元の明るさを取り戻した
「ヒョンありがとう!やっぱり俺の頼れるお兄ちゃんはヒョンだけだよ」
「俺で役に立てたならよかった」
ドンウにとって俺はヒョンでしかないようだ
俺はドンウを愛しているのに
「ドンウ」
「何?」
「ドンウにとって俺ってどんな存在?」
「頼れるヒョン!」
…やっぱりな。
俺は膝の上に座るドンウとキス寸前のところまで顔を近づけた
「俺のこと、ヒョン以外としても見てほしいんだけどね」
「?」
ドンウは理解できないという表情をした
悲しいけど、今はそれでいい
この気持ちに気づかないで―――