男夢主story
□ヤキモチ妬く王様
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夏木颯汰
高2で185.5センチ。
ミドルブロッカーでレシーブの技術は「烏野の守護神」と1、2を争うほどらしい。
そして、「烏野の王子」と呼ばれるほどの美少年。
性格も良くて、女子にはかなりの人気がある。
あの清水先輩も颯さんのことを無視することはない。
むしろデレるくらいだ。
「颯!!お前ばっか潔子さんとお話するなんて、許せねェーー!!!」
『そんな怒んなよ、龍!
お兄さんがぎゅーしてやるから、落ち着け』
「逆に落ち着かねェーよ!?」
田中さんに対してもあの調子。
烏野で一番高いのは月島だが、月島相手にでも、
『蛍ってなんでこんなに可愛いわけ?
俺との2.8センチ差なんて全く感じないんだけど!!!』
「…何言ってるんですか、夏木さん。
僕が可愛いなんて貴方の目は腐ってるんですか?」
『まぁ、ある意味腐ってるかもな!』
「……正真正銘の馬鹿ですね」
『ツンデレな蛍って可愛いい!!!!』
「は、離してください、よ…//」
『いーや!絶対に離してやんねェから!』
颯さんが俺以外の人等といると、俺の中の黒い気持ちが溢れてくる。
どうして、俺のことを見てくれない?
大好きなのに、ずっと前から大好きなのに。
俺は、颯さんと付き合ってるんじゃなかったのか?
もう俺のことは、嫌いなんですか?
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