女夢主story
□君の名前
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一人の女の子が月島くんに声をかける。
「あの、月島くん!
その……月島くんのこと、ほたる君って呼んでもいいかな?」
その女の子はふんわりとして可愛い女の子。
だけど…
月島くんはヘッドフォンを外さなまま言った。
「ひとつ言うけど、僕の名前はほたるじゃないから
分からないくせに、名前で呼ぼうなんてバカじゃないの?」
「えっ…?」
「・・・」
月島くんは女の子を顔を見ないまままた、音楽に夢中になっていた。
月島くんの行動は冷たいと思われるかもしれないけど、あたしは女の子が悪いと思った。
だって、名前を間違えられるのは嫌でしょ?