女夢主story

□君の名前
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……熱でも、あるとか?







「ねぇ、なんで僕の名前知っているの?」


『同じクラスなんだから知ってるよ
それに……』



「それに、?」



『あたし、月島君に一目惚れしたんだ…//
知り合いがバレー部で見に行った時に、月島君のこと見て好きなっちゃって…』



「へぇー…
名前は、山口に聞いたわけじゃないよね?」



『聞いてないよ、元から知ってたもん。
でも名前で呼んであげてとは、言われたよ』



「はぁー…山口のやつ…
立花さんは、僕のことが好きなんでしょ?」



『うん、//』


「だったらこれからも、僕のこと名前で呼んでね
それと、彼女にもなってよ」



『えっ!?いいの、あたしが月島君の彼女になっても…』



「僕が言ったんだからいいよ、
それに名前で呼んでって言ったじゃん」



『ごめんね、蛍君』



「…僕も、愛華のことが好きみたいだからね
名前じゃないと反応しないから」


『…蛍君』


蛍君は、そっとあたしの手を握ってくれた。
蛍君と触れている手が暖かくなっていく。


ずっと離さないで欲しい、この温もりをずっと____。











(山口君、うまくいったよ!)
(良かったね、立花さん)


(良かったってどういう意味なのかな?)
(大地君、顔が怖いっす)
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