幽霊少女と不真面目少年
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「え、私、ですか?」
いやいや、俺とお前しか居らんよここに。
『そうだよ、お前以外に誰が居るねんっ!!』
そいつはポカンとした顔で俺を見る。
「私のこと、見えるんですか!?」
何を言っとんねんこいつは!!!
『うん。そりゃあ見えるね』
「わ、私、幽霊ですよ?怖くないんですか?」
『別に・・・・・』
・・・・?幽霊?
まぁ、この世には未知のものが
たくさん居るからな。
幽霊の1人や2人・・・・まあ、
面白そうやしちょっと遊んでみるか。
『ねえ、君。名前は?』
「た、橘 文乃です・・」
『ふーん、文乃か。俺はすばる、よろしくな。』
幽霊だから手を握れないことは
わかっているけど
握手を求めてみた。
「すばる君、私・・・幽霊だよ?」
知ってる知ってる(笑)
『あぁ、そっか!!ごめんごめん(笑)」
橘文乃、面白いやつやなぁ。