幽霊少女と不真面目少年
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裕が屋上から帰ったあと、
隠れていたすばるが出てきた。
「おい、文乃。居るんやろ?」
・・・・・・・
「おい!!文乃!!!!!」
すばるが大きな声を出すと、さっき消えた幽霊
少女は姿を現す。
「・・・・・・何。」
「何って・・・アレでええの?」
「いいに決まってる。そのほうがいいもん。
気持ちに切り替えつけたしもう恋人じゃない」
「違う」
「すばる君?」
「俺はよくない!!!!なぁ、そこまでして
アイツに会いたかったん?!」
「すばる君・・?」
「そこまでして、アイツにまた会いたいん?」
「すばる君、私っ・・・」
「俺、ずっとお前に言いたいことあってん。
伝えてもええな?」