幽霊少女と不真面目少年

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うわ、いかにもほんわか系だ!!




この子が裕と知り合いなの・・?





「どぉも!すばる君の友達の安田章大です」





「えっと、すばる君から聞いてるよね?
 私は橘文乃」



「うん!知ってるよぉ〜文乃さんっ」



・・・・・大丈夫かコイツ。



「じゃあ早速で悪いけど裕のこと教えて?」






「えぇーっとねぇ、横山 裕。3年8組の45番。授業サボって体育倉庫にいつも居るよぉー」





「体育倉庫!?」





「うん!」





『何や。その先輩も俺と同類やん』





「すばる君とは違うよぉー!!」




「放課後は毎週火曜日に屋上に来るよ?」





『嘘。えっ、見たことないわ。』





「いつも遅い時間にくるから。すばる君いつも 下校時刻と同時に学校出るやん」





『まぁ・・・な。』





「火曜日って、今日じゃん!!今日だよね?! 裕にやっと、やっと会えるぅぅ!」





『え、お前ここにずっと居るんちゃうの!?』





「だってぇ・・すばる君居ないと話し相手
 居なくてつまんないんだもん・・・」





『お前俺来る前はいったいどうしてたん?』





「えぇー・・・・私ここ来たときにはすでに
 すばる君居たじゃん。」





『え?』





「話しかけなかっただけですー。それに
 すばる君も私に気づかなかったでしょ?」






「あ、あのぉ、かえっていいですか?」





いけない、章大君を完全に無視してた。





「うん。ありがとう!かえっていいよ!」





「文乃さん酷いWWWWんじゃあ、明日もきます またね〜っすばる君、文乃さんっ」
 

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