文章

□スターチス
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空色の制服は


まるで私たちを包んでくれるかのような


優しい優しい


あの空を思い出させた












始めて出逢ったとき


始めまして、と


元気な声と明るい笑顔を


私たちにくれた







委員会のとき


楽しいです、と


明るい声と優しい笑顔を


私たちにくれた







トラブルに巻き込まれたとき


ありがとうございます、と


涙ぐんだ声と嬉しそうな笑顔を


私たちにくれた






学園の大きなイベントのとき


負けませんよ、と


弾んだ声と楽しそうな笑顔を


私たちにくれた











どんな時でも


私たちにくれた声と笑顔は


忘れることができない


暖かな日差しのように


降り注いでくる










嗚々


どうかその太陽が


どうかその青空が


真っ黒な


真っ赤な


厚い厚い雲に覆われないことを


ずっと願っているよ





どんなときでも


その笑顔を忘るるなかれ


優しい優しい


澄んだ空色の


小さな小さな


たまご達よ









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六年生卒業時の独白イメージ
六年生にとって純粋無垢な一はには、そのまま育って欲しいという願望があって欲しいという私の願望です。

(スターチスの花言葉→永遠に変わらない心)


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