BOOK
□怖いもの知らずな彼女
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そのいち
ある休日
「ねー、シュタイン。シュタインってば」
「…なに?」
「あのね、シュタインって顔ツギハギだらけじゃない」
「…そうだけど?」
「てことはぁ、マジックで付け足してもバレないってことじゃない!?」
「…とりあえず手に持ったマジックを置いてくれないか、マリー」
マリー先生とシュタインの攻防戦は続く。
そのに
ある夜
「シュタイン〜!うぅ、わあぁぁ」
「…どうしたの」
「シュタインにバラバラに解体される夢見たあ!」
「そりゃご愁傷さま。で、何しに来たの?」
「怖いから一緒に寝よ?」
「君は夢だとしても解体された相手と一緒に寝るの?ってああ…無理矢理布団の中に入って来ないで…」
解体されるよりひどいコトされちゃうかもよ?
そのさん
ある朝
「う…ん」
「…おはよう、マリー」
「え…シュタイン…?何で私のベッドにいるの?」
「んー、マリーが寝てたから」
「…そっかあ」
「寝てて抵抗しないマリーも可愛いけど、俺は暴れて悔しいカオしてされるマリーの方が好きだな」
「んー?ふふ」
このあと。意識がハッキリしたマリー先生にシュタイン博士がボコボコにされそうになるのは必至。