BL
□キミの隣にいたいだけ
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「青峰くん。変わりましたね」
黒子っちはどこか寂しそうに言った
俺は不謹慎だったかもしれないけど
心の中で喜んでいた
「そうっスね〜
元々強かったけど
最近もっと強くなったから」
「ボクはもう必要ないみたいです」
黒子っちがそんなことを呟くから
「俺は黒子っちが必要っスよ!!」
本当に、偽りのない気持ちを叫んだ
だけど……
「青峰くんじゃなきゃ、ダメなんです」
その言葉には凄く破壊力があって……
(やべー 泣きそう)
「そう、っスか……」
無理に笑顔を見せても
ショックを受けた心は
もう立ち直れなくて
それ以上の言葉が出なかった
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「テツヤがバスケ部をやめた」
赤司っちが唐突にそんなことを言った
結局、黒子っちは青峰っちを選んだんだ
俺は何のために
ここまでやってきたんだろう
そう思うと涙が零れた
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