紫紺の楔

□profile
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※会話文のみ



赤「唐突だが、当長編主人公、鳴海恭介さんのプロフィールを発表したいと思う。だがただ発表するだけでは面白くないだろうと思い、クイズ形式で発表しようと……高尾くん、僕が説明してる時は静かにしてくれないか」

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ―――!!


黒「高尾くん、問題はまだ出題されていません。あとボタンが壊れますよ」

火「荒ぶってやがる……」

緑「高尾、鎮まるのだよ」

桜「スイマセン!ちょっとうるさいなとか思っちゃってスイマセン!!」

紫「お腹すいた〜」

青「ったく、なんでこんなのに付き合わされなきゃなんねぇんだよ……」

黄「けど面白そうじゃないっスか!」


カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ―――!!


赤「テツヤの言う通り、まだ出題していない。高尾くん、いい加減にしなければオヤコr」


『赤司クンも落ち着け……。高尾もいったん落ち着けよ』


カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ――――ピタッ


黒「……流石です」



赤「改めて、長編で活躍してくださっている鳴海さんのプロフィールを紹介していこうと思う」


『……つか、こんなの誰が得するんだ?俺のプロフなんてどうでもいいだろ』


赤「作者の暇潰しですよ。ここはそう言ったものの掃き溜めの場ですから。それでは問題に行く前に、簡単な自己紹介をお願いします」


『……これ、赤司クンが調べたのか?』

赤「どこか間違っていましたか?」


『いや…。あー…、鳴海恭介、18。身長180cm、体重は65kg。血液型はB型、座右の銘は"清廉潔白"だ』

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ―――!!

『高尾、まただ。鎮まれ』







赤「待ちきれない人も居るようだから、さっそく問題に行こうか」


カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ―――!!


緑「鎮まれ」







赤「第一問、鳴海さんの誕生日は?」


カチ、ピポーン!!


高「!!!」

赤「解答者、真太郎」


緑「7月26日生まれ、獅子座だ」

≪ピンポーン≫


赤「正解だ」


高「真ちゃんズリィっ!!」



赤「第二問、鳴海さんの好きな食べ物についてだが、これは見当をつけづらいだろうから、ヒントを出そう」


カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ―――!!

『ヒント1、揚げ物系』

カチカチカチカチカチカチカチカチ、ピポーン!!


赤「高尾くん、少しは落ち着け……。解答者、高尾くん」

高「コロッケ!!」

≪ブブーッ≫


青「……自信満々に答えただけあって、落ち込みようがハンパねーな」


カチ、ピポーン!!

紫「え〜、……ドーナツ?」

≪ブブーッ≫


赤「次のヒントだ」

『ヒント2、某有名ファーストフード店』


カチ、ピポーン!!

黄「フライドチキンっスか?」

≪ブブーッ≫

黄「えーっ!!」


カチ、ピポーン!!

火「…………………………フライドポテト?」

≪ピンポーン≫


赤「正解だよ」


紫「食べ物の話してたら余計にお腹すいてきた〜」


黒「そう言えば、テレビでしたらこういったものには賞金などが出たりしますよね」


赤「ああ。もちろん準備しているよ。賞金に限った事ではないがね」


緑「どういう事なのだよ」




赤「より多く正解を得た者には、鳴海さんを与えよう」


「「「!!?」」」


『………誤解を招く気がするから捕捉する。要するに、優勝者には、本人が望むモノを与えてやろうって事だよ。俺を財布代わりにして良いっつー事だ』


紫「も〜、ややこしい言い方しないでよ。鼻水出たじゃん」


高「 鼻 水 っっっ!!」


桜(鼻水だけでここまでツボに入る人、初めて見た……)



黒「…年上の方をそんな風に扱えません」


『黒子クンなら、このマジバのバニラシェイク無料券(1ヶ月分)とかか?』

黒「さっそく次の問題に行きましょう…!」


緑「……俄然やる気を出してきたな、黒子」



青「あー…。それって多少値がはるモンでも良いのか?」

『予算25万だから、それで収まるモノならOKだ』

青「マジかよ!?アンタ、金持ちかよ!?」




高「なあ、あのさ!それって、センパイ自身でも良いのっ!!?」

赤「それは鳴海さんの意思を訊かなければ。僕だけでは判断し兼ねる」


高「鳴海サーン!」

『……何頼む気か知らねーけど、許容範囲内ならな』

高「よっしゃ!!」

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ――!!



『だから連打やめろ』





赤「それでは続きと行こう。第三問、鳴海さんの趣味は」

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ、ピポーン!!

高「写真!」

≪ブブーッ≫

高「!?」


赤「そう、趣味は写真だ。――では、特技は?」


黄「赤司っちでも、そんな引っかけするんスね……」


カチ、ピポーン!!

青「あー……、趣味が写真だろ?なら特技は………………………………盗撮?」

≪ブブーッ≫


高「っざけんな青峰ッッ!!」

黒「……最低です」

桜「犯罪ですよ、青峰さんッ!!」

火「その解答はねーよ……」

緑「下品なのだよ」

紫「峰ちんフケツー」

黄「青峰っち………」


赤「大輝の解答も確かに酷いが、誰一人と大輝の味方をしていないな…――鳴海さん、笑ってる場合ではありませんよ」

『あ、いや、悪い。俺は別に気にしてないぜ。……因みにこの特技、俺が言ったんじゃねーからな?』




カチ、ピポーン!!

黒「……確か、人脈づくり、でしたか?」

≪ピンポーン≫

赤「正解だよ」


火「ちょっ!!お前、顔ッ!顔ッ!!」

黄「めっちゃ黒子っちの事睨んでるっ!!」


桜(高尾さん…、そこまで鳴海さんの事を……。けど、僕だって負けません!)






赤「なかなか白熱してきたじゃないか。――第四問、鳴海さんの家族構成についてだ」

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ、ピポーン!!


赤「………もう何も言うまい。解答者、高尾くん」


高「これは間違いねーよ!親父さんのみ!」

≪ピンポーン≫

高「よっしゃぁ!!」



赤「第五問、鳴海さんの苦手なこと(もの)は?」


カチ、ピポーン!!

黄「ミミズ!!」

≪ブブーッ≫


青「そりゃお前だろーが」

黄「だって気持ち悪いんっスもん!」


赤「この問題もかなり難しいかも知れないね。…鳴海さん、悶えていないでヒントをお願いします。あと僕は紅しょうがと海藻が苦手です」


緑「何故そこでカミングアウトしたのだよ」


『意外と苦手なものが可愛いな、赤司クンは(ヒントっつても、ヒントの出しようがねーしな……)』


黒「鳴海さん、言ってる事と考えている事が入れ替わってますよ」


赤「そうだね…、敢えて挙げるなら、彼の人柄がよく出てるよ。この事もあって、鳴海さんは僕らを助けに来てくれたんだろうね」


『…………』




カチ、ピポーン!!

青「あ、やべっ、間違えて押しちまった!」

赤「一応解答を聞こうか」

青「あー?……んなの分かっかよ。パスだよパス!」

赤「大輝?」

青「あー……くそ!んじゃアレだ、オバケ!」

≪ブブーッ≫



黄「青峰っちにしてはマシな解答っスね」

青「あ"あ"!?オレにしてはって何だよ!」

緑「先程の自分の解答を思い出すのだよ」



紫「つか、オバケが苦手なの峰ちんじゃん」

青「ち、ちげぇよ!何勝手な事言ってんだテメー!」


『けど、あながち間違っちゃいねーんだよ。今だから言うけど、正直ホラーは得意じゃねーから……』



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