give&take

□千さんから
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※この小説には友達サイトの千さんのオリキャラが出てきます!千さんの小説が読みたい方はLinkから“Right swallow”に入って下さい!






『僕も君のように… 』







「神風さん!」

「あ、円堂…皆!」

アルゼンチン戦の前に体調を崩し病院に入院中の昴の見舞いにイナズマイレブンがやって来た

「かみかぜさーん!」

「陽太くん!君も来てくれたんだ!」

「はい!」

にぱぁっと笑う陽太

「そうだ!金平糖をあげよう、ヒロくんも…はい」

「ありがとうです!」

「ありがとう、けど昴兄さんもうそろそろ子供扱いは…」


「ありがたく受け取れ」

「はい」

ヒロトは身の危険を感じ直ぐ昴に従う

「それにしても…今日もなんか凄い事になってますね」

凄い事とは昴のベットについているテーブルの事である、そこには五人前の病院食の食器がからで置いてある

「おいしいです?」

陽太が聞いてくる

「ううん、クソまずいよ」

「なら食うなよ」

「お前はトマトを食え」

すぐさま不動を黙らせる昴

「取り敢えず響木さん、ラーメン作ってください」

「無理だ」

「チッ」

昴が舌打ちする

「鬼道ちゃんこの人の我儘どうにかしてくれよ、お前の兄弟子なんだろ?」

「俺に死ねと?」

「したうちしちゃだめです!」

陽太が昴に注意する

「うん、ごめんね〜次から気をつけるよ」

陽太にデレデレな昴



「全く、どうして明王くんはこんなにふてぶてしいのに陽太くんはこーんなに可愛いんだろう?」

「悪かったな」

「かみかぜさんのおててきれーです」

「ん?手…」

陽太が昴の手を触ろうとすると昴は直ぐに手を引っ込める

「?」


「あ、えっと…僕の手は今怪我をしてるから触られると痛いんだ」

「神風さん…」

昴の手は怪我をしていなかった

「あ、そろそろ日が沈んで来たから帰った方がいいんじゃないかな?」

「あ、そうですね!よし、皆帰るか」

「また来ますね」

「早く復帰して下さいね!」

「ばいばいです!」

「うん、バイバイ」











誰もいなくなった病室を見て昴は呟く…

「また、一人ぼっちだ…」










(子供は大好きだよ、だって僕と違って未来がある)
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