天使のつばさ

□LESSON.7
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五「あれ、カリーナは?」



皆が一階に降りてきたのは午前7時ごろ。
私はずっとリビングでテレビを見てたんだけど。
で、おはようの前に五助が言った一言が冒頭の台詞。
たしかにカリーナはって聞きたくなるだろうけどね。



『帰ったよ。一時間くらい前に紗矢ん家からお迎えが来て。学校行かなきゃだしね』
翼「お前らさっさと着替えろよ」
『無駄無駄。すぐ屋上行くんだから着替える必要なし』
翼「郁美、飯」
『…本気で言ってる?』














放課後



テスト期間中とあって部活は禁止。
なんと、禁止なの。
試合が近いっていうのに。
これにはサッカー部の例のメンバーは不満たらたらで、近くのフットサル場に行くことになった。
カリーナはベリンダに殺されるって言って走って帰って行った。
だから私たち一向は着替えてフットサル場に集合した。
って言っても私は来る必要なかったんだけど。
別に運動する訳じゃないからシャツにベストとネクタイ、あとショーパン。
翼にはショッピングじゃないんだぞって呆れ顔されたけど、だって私動く気ないもん。










直「なんや郁美その格好」
五「動けねえじゃん」
六「TPなんとか考えろよな」
『TPOね。いいじゃないフットサルは5人でするものよ。私がいたら6人になるでしょ』



いつまでもブーブー言ってる。
五月蝿いわね。
始まったら誰でもいいくせに。



柾「いいじゃねぇか別に。似合ってんだし。何だったらこれでも動けるだろ」
『そうよそうよ(`△´)o』
柾「ってことで飲み物買ってきて、これで」
『上げて下げる!?柾輝の馬鹿!!いってきます!!!』
直「行くんかい!!」




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