【小説】good-day!

□第1章「エマージェンシー」
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セントラルウイング853『東京コントロール、こちらはセントラルウイング853便、カイジ上空、8800フィートを通過、セキヤドVORDMEへ直行中』

管制官『セントラルウイング853便、こちらは東京コントロール、了解、セキヤド到達までにフライトレベル330まで上昇し、高度を維持しなさい。』



   ・  ・  ・



航空管制官、その仕事の実体はあまり世間には知られていない。
大抵、航空管制官といえば管制塔の上から離陸や着陸の許可を与えている、空港周りの管制を思い浮かべるだろう。
確かにそれも管制官の仕事だがそれだけではない、飛び立った空港から降り立つ空港までの間の管制、所謂「航空路管制」も管制官の仕事なのである。
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