復活
□死神と天使の日常
1ページ/1ページ
ツナとの生活が始まって、一週間が過ぎた。
変わった事はたくさんある。
だがその全ての変化でツナが笑うだけで、何も苦には感じない。
「ツナ、起きろ。朝食だぞ」
いつも帽子の上にいた相棒さえも今では常にツナの隣だ。
それをツナは喜んでいるし、レオン自身も好んでしているようだ。
「う〜…りぼぉ…」
毎朝そう唸りながらも俺のスーツの裾を掴んでくる。
まるで俺がいるのを確かめるように、一度掴んでもすぐに手を離すのだ。
それがただの子供の行動なのか、捨て子故の行動なのかは分からない。
ただそれを痛々しく感じてしまうほどに、俺がツナを愛しく思ってしまっている。
こんなこと、以前は考えられなかったのに。
否、今でも信じられない。
それでも一度うっつた情は戻すことは出来なくて。