紅葉と偽りの雪姫
□第一章
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仁「まぁ、それは全員が揃ってからじゃ。」
そう言って仁王は回答を濁した。
ジャ「雅治!!」
仁王や美緒と同じ学校に通っているジャッカル桑原も、ようやく到着した。
すると、検査室の扉が開き、中から忍足侑士の父親であり医師の忍足悠一が出てきた。
侑「親父!!美緒は…大丈夫なんか!?」
侑士は食いつくよう聞いた。
悠「落ち着きぃ、侑士。美緒ちゃん、異常は特にないで。」
悠一の言葉を聞き、そこにいた全員がほっとした。
しかし、次の一言で空気が一変した。
悠「でもな、美緒ちゃんがいつ目ぇ覚ますんかは正直わからん。」
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