俺の日常的な非日常
□手の温もり
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グラウンドへ行くと、先輩たちが汗だくで走っていた。
…当たり前か。夏だし。
ア「俺たちも行くぞ。」
カ「はい!」
赤い顔をなんとかごまかしグラウンドへ走った。
グラウンド25週目。あまり息切れはしていない。
だが周りはもうヘトヘトだ。
あとで走ったからかもしれないが誤差は1、2週のはず。
もともと体力に自信はある。
でも、地更先輩は息一つ乱していない。
さすがバスケ部のキャプテンだ。
素直に俺はそう思えた。
練習が終わって片付けをしていると、地更先輩に呼び出された。
(俺何か悪いことでもしたのだろうか?)
そんな不安な気持ちでいっぱいになった。でも…
ア「創霧、今日はよくレギュラーの練習についていけたな。この調子で頑張れよ。」
クシャクシャ
頭を撫でられた…//
家に帰ってもまだ地更先輩のてのぬくもりが残っている。
思い出しただけでも顔から火が出そうだ///
さっそく明日の朝からランニング始めようかな…///?