限良中心小説

□遊園地
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「周り?」
「そうだよ。ま・わ・り。分かるか?」
「バカにすんな」
「じゃあ、周りがどうだったから連れて来たんだと思う?」

っと聞いてみた。

「何か志々尾した?」
「ちげえよ。バカ」
「じゃあ何なんだ?」
「俺達は学ランだろうが。しかも今日は平日だ!!」
「うん。で?」
「で?じゃない。こんな格好で入れるか!」
「そうなのか?」
「お前はバカだな(笑)(笑)」
「あー!バカって言ったな(-_-#)」
「言い争いしてたら、遊園地が閉まるぞ」
「そうだったな」
「お前も考えろよ」
「そう言うのは、志々尾の役目だろう」
「考えろ。閉まるぞ」
「フッフッフ」
「いきなり何だ」

いきなり笑い出す墨村。
そして、こう言った。

「実は、服を持って来てるんだ」
「今までのは、演技か。まあ、お前にしては用意周到だな。しかし、俺は持って来てない」
「って言う事まで予想済みなんだよな〜」
「どういう事だ?」
「ジャーン。志々尾の部屋から拝借しました〜」
「お前まじか…」
「これで入れるだろう。いくぞ志々尾!」
「だから、着替えろって言ってるだろ!」
「遊園地の中で、着替えるんだろ」
「バカ!定員に止められるだろうが」
「あっ!そっか」
「ったく。そこの公衆トイレで着替えるぞ」
「お〜け〜」
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